2013年05月30日

Sachiko M sound installation I'm Here -shortstay-

2011年より国内外を巡回してきた、Sachiko Mさんによるサウンド・インスタレーションと写真による展覧会、「I'm Here -shortstay-」の写真集が刊行されました。

文庫本サイズ。期間限定でBCCSさんより購入できます。

http://bccks.jp/bcck/113977/info

Sachikoさんらしく、展覧会カタログ=アーカイヴとはいえないもの。展覧会に関連しながらも、そこから独立した一つの作品です。

先日、『リア』さんにも寄稿しましたが、私のような美術畑の人間には、カタログ信仰みたいなものがある。

もとより展覧会はいつでも期間限定で、テンポラリーなものです。だからせめてカタログ=本というカタチに写して残したい、という気持ちによるのでしょう。

それがいつからか、カタログによって展覧会は残すことができる、という幻想に陥っていく。大げさですが、美術が持つ、豊かで、かつ貧しい魔法にかかっていくよう・・・。

出品作品のない展覧会カタログ。今回のSachikoさんの写真集は、いろんなことを考えさせます。

posted by baikado at 01:36| Comment(0) | 梅香堂

2013年05月25日

Sachiko Mさんと

昨夕、神戸で個展開催中のSachiko Mさんが、此花に遊びに来ました。

水玉君の新しいスペース「Figya」、改装なった「モトタバコヤ」、吉原君が制作中の「此花メヂア」、そして新しいシェア・ハウス「四貫島PORT」などを見学。

昨年の梅香堂での個展よりほぼ一年ぶりの此花。変わったところ、変わらないところ、Sachikoさんは興味津々の様子。 

「四貫島PORT」は千鳥橋駅近くの商店街にある、四階建ての元魚屋さんです。米子君が管理人となり、一階はショップ、四階はイヴェント・スペースとしても活用するそう。かなり広いので、いろんな使い方ができそうです。とりあえず5/30にお披露目イヴェントがあるらしい。

糸井さん、米子君、水玉君と一緒に夕食。現在放送中のNHKさんの朝ドラ「あまちゃん」の挿入歌を、Sachikoさんが作曲したことが話題となりましたが、みなテレビを持っていないので、今一つ盛り上がりに欠けます・・・。

米子君のバンド、SjQ++がアルス・エレクトロニカの優秀賞を受賞したことも話題になりました。Sachikoさんも、10年前に同じデジタル・ミュージック部門で、ゴールデン・ニカ(金賞)を受賞しています。

環境や世代は異なっても、みなそれぞれの世界で頑張っている話を聞くのは楽しい。

Sachikoさんの個展「I’m here -shortstay- travelling exhibition ver.5 =stopover=」は5/26まで。明日は梅田哲也君とのトークがあるそうです。お時間のある方はぜひどうぞ。

posted by baikado at 00:31| Comment(0) | 梅香堂

2013年05月22日

阪憲明「aqua アクア」@ブルームギャラリー

阪さんは、梅香堂の近くで障害者共働学舎「働楽」を運営されている方です。よく梅香堂にも見えられますし、此花の若者たちとも仲良く交流されています。

しかし、阪さんが写真を撮っておられるとは、まったく存じませんでした・・・すみません。

本展は、阪さんのパートナーさんと、その盲導犬であるアクアの日常を記録した写真展です。プリントと、サービス判の写真による小冊子100冊によるもの(POS大川君作の、犬の形をした台に展示されています)。

小冊子はナンバリングされており、おそらく時系列順なのでしょう。パートナーさんとアクアの関係が、徐々に深まっていく様子がうかがえます。

なによりその両者の日常を見つめる、阪さんのあたたかなまなざしか感じられるようで、心温まります。いわゆる動物写真ではなく、純然たる家族写真といえます。

帰りのバスに、たまたま盲導犬が乗っていました。よく見ると若葉マークをつけています。アクアも、2005年に阪さんの家にやってきたときは若く、若葉マークの盲導犬だったのでしょう。その成長は、阪さんご一家の成長と同義です。

最終日、6/2には、アクアもブルームギャラリーさんにやってくるそう。街で見かける盲導犬は「お仕事中」ですので、ふれあうことはできませんが、この日は大丈夫らしい。ご興味のある方(もちろん写真にも)はぜひ。


阪憲明 写真展

「aqua アクア」@ブルームギャラリー(十三・大阪)

2013. 5.21 (火) - 6.2(日)

13:00-19:00

休廊日:月曜日

クロージングパーティー

6/2(日)の15:00 - 17:00(無料)

●作家在廊日:5/26(日)、6/2(日)

その他の在廊日は随時お知らせします。

●アクア在廊日:6/2(日)

16時よりギャラリー前の河川敷で散歩を予定。

アクアと触れ合える機会ですので、

お気軽にご参加ください。

posted by baikado at 19:10| Comment(0) | 美術

2013年05月19日

Sachiko M「I’m Here」展@神戸

昨日より、Sachiko Mさんの個展、「I'm Here -shortstay- travelling exhibition ver.5 =stopover=」が、神戸・新長田の寿荘さんではじまりました。

ミズタマ君と二人でさっそくお邪魔しました。新長田の駅に降りるのははじめてです。こちらは阪神淡路大震災の際、大きな被害を受けた地域です。その復興のシンボルとして「鉄人28号」が駅の近くに立っています。

寿荘は駅から少し離れた、震災の被害をあまり受けなかった住宅街にあり、木造三階建ての古い町屋。こちらは近所のダンスシアター、ダンスボックスさんの宿泊所として利用されているそうで、たいへんきれいに手入れされていました。

その一階に、昨年の梅香堂の個展でも展示されていたサウンド・インスタレーションがあります。四つのイアホンは土壁に留められており、ハードな印象であった梅香堂の展示とは異なり、かわいらしさがあります。

サイン・ウェーブ音も、デッド(響きの少ない)な部屋のせいか、しっとりした感じがしました。

写真作品はプリントは少なめで、そのかわり文庫本形式の写真集があります(購入しないと内容は見れません)。

昨日夕は、本展を企画された書家のakiさんと、コラボ&コンサートも、ダンスボックスさんでありました。窓際の廊下という細長い空間を利用したもので、図らずも回りのノイズも加わり、瞑想的な音場を楽しめました。

シンガポール→東京→水戸→大阪→福岡→ 神戸と巡回してきたこの展覧会も、どうやらこちらが最終地点のよう。ぜひお見逃しなく。

5/26まで。関連イヴェントもいろいろあります。詳細はホームページでご確認下さい。

posted by baikado at 18:11| Comment(0) | 美術

2013年05月15日

塚本亮太「TOUGH」@梅香堂

下記のとおり、塚本亮太「TOUGH」展を開催します。

塚本君はまったくの新人で、本展が初個展であり、初展覧会といえるものです。

塚本君の作品は、2000年代の日本美術の多くが、いわゆる「マイクロ・ポップ」的な明暗の二極を併せ持つことが条件だったことに比して、60年代のポップ・アートが本質的に備えていたような、現代社会の一種の不気味さ、グロテスクな美を、ストレートにわれわれに訴えるものです。

まだまだ荒削りで未熟なところがありますが、どうぞご期待下さい。


塚本亮太「TOUGH」

TSUKAMOTO RYOTA –“TOUGH”
2013年6月15(土)日〜7月28(日)日 13:00〜19:00
火・水曜日休堂 入堂無料
※オープニング・パーティ 6月15(土)日 17:00〜 無料
塚本亮太の初個展、「TOUGH」を開催いたします。
塚本は大学卒業後、三年間九州に赴任し、仕事のかたわら制作を続けてきました。それらの作品は、日常生活の一断面からインスピレーションを受けたものとされ、軽やかなスピード感と、堅固な物質感を併せ持つものです。作品に多用される写真は、現代社会のアイコンといえますが、塚本はそれらに重層的な意味を与えることによって、社会と自己との埋めがたい距離を鋭く表現しています。
みなさまのご来堂をお待ちしております。
ステートメント
私は「ただ、それだけ」というテーマを持ち制作を行っています。
それは日常の何気ない瞬間や対象への感覚です。
こうしたものに出会ったとき、私は最も創作意欲を刺激されます。
そうした単純な事象や行為の反復によって、その行為自体に焦点を当てることを目的とし
「ただ、それだけ」の不気味な魅力を体感できる装置として、
作品を制作していきたいと考えています。

塚本亮太(つかもと りょうた)
1986年大阪府生まれ。兵庫県在住。2010年滋賀県立大学人間文化学部卒業。グループ展に、「ワンダーシード2009」トーキョーワンダーサイト渋谷、「KOTEI.GAINEN」神戸・トアギャラリー(2008)がある。

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posted by baikado at 23:54| Comment(0) | 展覧会のお知らせ