2009年07月20日

オトクな夏

昨夜は大家さんと息子さんのご家族、大工さんとささやかなパーティをしました。

大阪というなじみの薄い土地で、こうした方々に見守られながら夏祭りを迎えられたことを幸せに思います。

 

先ほど光が復活しました。原因はどうやら光ケーブルの接触不良だそうです・・・。こんなことなら自分で抜き差しなどをやればよかった。というか、機器が何らかのエラーを返してくれてもいいような。

 

ところで、大阪市と神戸市では、新型インフルエンザの風評被害対策として、いろいろな文化施設を「入館無料」としています。以下の博物館・美術館などが該当します。

 

大阪市(7月18日〜8月26日)

 

天王寺動物園・天王寺公園 

大阪市立科学館

大阪市立自然史博物館

長居植物園       

なにわの海の時空館

 

神戸市(7月17日〜8月16日)

 

神戸ファッション美術館

神戸ゆかりの美術館

王子動物園

六甲山牧場

青少年科学館

風見鶏の館  

水の科学博物館

フルーツ・フラワーパーク  

須磨海浜水族園

 

この中で何といってもおすすめなのは、須磨海浜水族園です。通常大人1,300円、中人800円、小人500円が「無料」です。ご家族連れなどにとってはうれしい特典ですね。

 

関西の水族館といえば「海遊館」が有名ですが、私はこちらの水族館のほうが好きです。ちょっと駅から遠いですが、途中の浜(海水浴場)は風情があります。展示施設も特別目新しいものはありませんが、ていねいでマニアックな展示が多く、見応えがあります。研究や教育普及にも熱心で、さすが伝統ある水族館だと感じさせます。

 

須磨海浜水族園といえば、私が尊敬する奥野良之助先生が、お若いころ学芸員をされていたところです。私は、奥野先生にお会いしたことはありませんし、専門もまったく異なるのですが、著書などを通じて学問的な影響を受けました。

先生は大阪市ご出身で、長年金沢大学で生態学を専攻されましたが、反─ダーウィニズム、反─社会生物学的立場をとられておられます。その学説も興味深いのですが、私は先生が大学内で「反抗的?」だったため、助教授で定年を迎えられたこと、学生に「俺は窓際族だ」と言ったところ、「先生はもう窓の外に出ていますよ」と返されたエピソードなどにあらわれた人間性に興味があります。

 

その人の人間性や思想、あるいは政治的立場などは、その人の学問(とくに自然科学の世界では)とはもちろん関係ないのですが、やはりそこは人間です。学問の随所に人間性がにじみ出ていることが、おもしろい(失礼)ですね・・・。

 

ご著書でおすすめは、やはり『金沢城のヒキガエル 競争なき社会に生きる』です。最近、平凡社ライブラリーとして復刊されました。

 

「<自然界にはきびしい競争原理が働いている>という“科学的常識”は本当だろうか? 金沢城址の池に生息するヒキガエル、なんと1526匹を9年間追跡調査した、愛と感動と驚愕に満ちたドキュメンタリー(MARCデータベースより)」

 

愛と感動と驚愕」はちょっと大げさかも・・・。確かに感動的ですが、それより「情熱と冷徹なまなざし」という一見相反するような、自然科学者としての姿勢が印象的です。

 

話がちょっと外れてしまいましたが、水族館とは「博物館」です。奥野先生のような学芸員がおられた須磨海浜水族園は、単なるレジャーランドではありません(もちろん、ちゃんと遊園地もありますよ)。海水浴の前にでもぜひどうぞ。

 

 

 

posted by baikado at 16:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 博物館・美術館
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