新潟市美術館:新館長、該当者がおらず 来月にも再募集 /新潟
新潟市が公募で採用試験を行っていた新潟市美術館の新館長が、試験の結果、該当者がおらず再募集をかけることになった。当初予定していた8月着任は白紙とし、7月上旬にも再度募集をする予定。公募には複数の応募があったという。
同館は展示作品からカビやクモが発生した問題で元館長が更迭され、現在は市の高橋建造参事が館長を兼務している。公募資格は、博物館法の「登録博物館」または「博物館相当施設」に該当する施設で館長の勤務経験、または副館長として2年以上の勤務経験があることとしていたが、再募集では見直すという。【小林多美子】
毎日新聞 2011年6月29日 地方版
やはりこの応募資格は???でしたので、見直し、再募集は当然といった感があります。
それでも複数の応募があったというのはちょっと驚きです・・・。
また、「水と土の芸術祭」への北川さんのアドバイザー就任についても、何かとあったようです。
カビ騒動の元美術館長起用案に異論…新潟市議会
新潟市は20日、2012年に開催予定の屋外芸術祭「水と土の芸術祭」に関する事業計画書案を、市議会文教経済常任委員協議会に提示した。市は、アドバイザーとして、前回のディレクターで、元新潟市美術館長の北川フラム氏に就任を依頼している。
北川氏は、館長在任中の09年、市美術館の展示品からカビが発生するなどし、10年に予定されていた国宝の仏像展が開催できなくなった問題の責任を問われ、館長を更迭された経緯がある。
議会側からは、この更迭の経緯に絡み、「市民感情もあるし、議会でも問題となった。アドバイザーとして迎え入れるのは見直すべきだ」といった意見が出た。市の担当者は「市長と相談したい」と応じた。
北川氏は、前回の芸術祭開催時は、市の文化政策を担う役職にあり、唯一のディレクターとしてコンセプトの決定から展示作品の選定まで、ほぼ一人で行った。しかし、「行政主導」という批判が一部の市民から出たため、市は今回、市民の中から参与やプロデューサー、複数のディレクターを登用。北川氏には、ディレクターが作品選定する際に助言するアドバイザーへの就任を依頼した。
(2011年6月21日11時52分 読売新聞)
<「行政主導」という批判が一部の市民から出た>というのはよく分かりません。同芸術祭は「行政主導」以外の何であるというのでしょうか・・・?