今年の梅香堂の開堂日は、12/23(月)まで、年始の開堂日は1/9(木)より。下道基行「torii」は、1/19(日)までとなります。
下道君の作品は、お客さんによって反応もさまざまです。
私は、見る側によってさまざまな解釈ができる作品が、よい作品の十分条件だと思っています。もちろんさまざまな解釈ができることが、その作品の分かりにくさにつながらないことが大切です。
翻って見れば、見る側に単一な解釈しか許さず、それが分かりやすさにつながっているような作品は、つまらないものが多い。
ところが、最近は芸術作品に限らず、あらゆる思想や表現において後者のようなものが多すぎる気がします。
饒舌さが説明に過ぎず、膨大な情報量が字義どおり、解釈の豊かさを阻んでいるような時代はどこか息苦しい・・・。
会期も後半になりました。ぜひお見逃しないよう。
ご来堂をお待ちしております。