2010年09月14日

ユニクロ、大阪にグローバル旗艦店

ユニクロ、大阪にグローバル旗艦店

2010年9月13日

 

ユニクロは、建物の内外に斬新なデザインを取り入れた新店舗「ユニクロ心斎橋店」(大阪市・中央区)を10月1日にオープンする。ニューヨーク、ロンドン、パリ、上海に続き、世界で5番目、日本初の「グローバル旗艦店」となる。

ユニクロが世界の主要都市に置くグローバル旗艦店は、2004年10月に大阪心斎橋筋で出店した同社初の大型店をもとにしたもの。これを踏まえ日本初のグローバル旗艦店の立地にも心斎橋を選んだ。

新店舗は外壁に色とりどりのライトアップが可能な「ETFEフィルム」を採用する。これは上海オリンピックの水泳スタジアムやドイツミュンヘンのサッカースタジアムで使われているが、日本の建築物での採用は初めて。フィルムの中に絶えず空気を送り込んで膨らませ、内蔵したLEDから光を送り出してさまざまな色彩を表現する。

従来のグローバル旗艦店と同じく、クリエイティブディレクターの佐藤可士和氏がトータルプロデュースを、デザインディレクターの片山正通氏(Wonderwall)が店舗プロデュースを手がける。一方で店舗・建築デザインには武蔵野美術大学の図書館のデザインなどを手がけた建築家の藤本壮介氏、照明デザインには東京スカイツリーの照明を手がける照明デザイナーの戸恒浩人氏を起用している。

新店舗の売り場はビルの地下1階から地上4階までで、広さは約800坪。営業時間は11時—21時。ユニクロは10月1日のオープンに向け大阪出身の作家など4人の広告キャラクターによるキャンペーンを実施する。作家の川上未映子さん、プロサッカー選手の本田圭佑さん(CSKAモスクワ)、作家の町田康さん、ミュージシャンの吉村由美さん(PUFFY)が、自分自身や地元大阪に対する思いを語り、それぞれの着こなし、生き方などとともにユニクロの世界観を伝える。テレビCMのほか心斎橋周辺で屋外広告などを展開する(日経ウーマンオンライン)。

 

 

すごいですね〜。完璧な態勢での展開です。

 

こうしたファストファッションの勢いはとどまるところを知りませんが、梅香周辺ではあまりユニクロなどを着ている人を見かけません。

というか、基本的に地味なあのデザインは、大阪人にはあまり好まれそうもありません。

逆にそれもあって旗艦店を置くのかも知れませんね。

 

ところで、最近はユニクロを「素材」として、独自のリメークをしたりアレンジしたりする「デコクロ」というのが流行っているそうですが、確かに素地としてはぴったりな気がします。

 

でもどうしてそこまでして人は差異化をはかりたいのでしょうか。

 

本質的にユニークなファッション、つまり世界で唯一のファッションなんて誰もあこがれません。そこにはモード=流行がないからです。

 

ある程度みなと「カブる」ことを前提に、流行を追うわけですが、どうしてもヴァリエーションは欲しい。「お仕着せ」ではなく「個性」を出したい、という欲望が「デコクロ」を生んだのでしょうが、DIYであるところが新しいところなのでしょうか・・・。

 

とにかく、この旗艦店の建築は一度見てみたいものです。

posted by baikado at 15:58| Comment(0) | ファッション

2010年08月16日

勉強

今日は小学校四年生の姪っ子と、「ファッションセンターしまむら」さんへ。

 

二軒もはしごしました。

 

姪っ子は、F市のファッションリーダーとして日々頑張っています。

 

ファッション誌をチェックし、写真を切り抜いて、スクラップブックに貼付けて自分のコメントを書いています。

 

今から20年以上前、仏像の写真をコピーし、ノートに貼付け、文献をメモしていた自分を思い出しました。

 

私もそろそろ勉強をはじめないと・・・。

posted by baikado at 22:46| Comment(0) | ファッション

2009年06月11日

神戸ファッション造形大廃校へ

廃校ですか・・・。

 

「へ〜、そんな大学あったの?」と思われる方もいらっしゃるでしょうが、同大(同短大)のルーツは、1937年に創立された「神戸ドレスメーカー女学院(現:神戸ファッション専門学校)」なのです。

 

「東の文化(服装学院)、西のドレメ」と言われ、日本のファッション業界を担ってきた名門校です。同大の直接的な前身は67年創立の「明石女子短期大学(服飾学科)」であり、歴史と伝統ある大学でした。

 

この大学(法人)の経営失敗はやはり「拡大路線」によるものでしょう。98年にパリのオートクチュール校と姉妹提携、02年に専攻科造形専攻を設置、05年に四年制大学を新設しています。06年には短大を大幅に学科再編しています。

 

景気も良くなく、少子化傾向がはっきり分かっていたこの時期に、なぜ四年制大学を新設したのでしょうか。憶測ですが、同大法人の創始者福冨芳美さんが92年に急逝された後、おそらく経営方針が徐々に変わったのでしょう。専門の「服飾デザインコース」のほか、「ファッションビジネスコース」「インテリアデザインコース」を設置していますが、悪い意味での「流行=ファッション」に追随した「拡大路線」としか思えません。

 

結果、たった4年間で大学は募集停止、短大は40年の歴史の幕を閉じることとなりました。いつも思うのですが、このような場合、法人は多くの卒業生、在校生たちにどのように責任を取るつもりなのでしょうか。過疎地の小学校が廃校となることとは訳が違います。「少子化」の大義名分のもと、自らの経営責任を放棄するのでは、多くの卒業生、在校生に対して、あまりにも無責任ではないでしょうか・・・。

 

自分の卒業した学校が消滅してしまう、ということは、自分の歴史の一部が消滅してしまうようなショックでしょう。人ごとならず同情してしまいますし、これから進学を考えていらっしゃるみなさんは、より慎重に学校選びをしてほしいと思いました。歴史と伝統のある学校でもこうなってしまうのですから・・・。

 

私は、すぐれた大学とは、何より大学の社会的使命を大切にしている学校だと思います。では、大学の社会的使命とは何か、それは何百年も変わりません。「研究」と「教育」です。

景気低迷や少子化を理由に、この二つの使命をおろそかにし、学生獲得に血道をあげる大学が少なくありません。憂うべきことに近年、この使命を犠牲にして売名や宣伝活動を行なう大学の方が、「活気がある」「今時だ(流行の最先端?)」「経営努力をしている」などと、安易に評価される傾向があるのです。

 

ところで、「神戸ファッション美術館」という美術館をご存知でしょうか。ファッション関連の素晴らしいコレクションと蔵書を備えており、なかなか興味深い展覧会も開催しています。

阪神・淡路大震災の復興関連で97年に設立されたのですが、都市計画や予算の関係からか、六甲アイランドの中という、アクセスがあまりよくない場所にあります。そのため、関西の人でも中々足を運ぼうという気になりません(近隣の神戸市立小磯記念美術館もそうです)。私が訪れた時も、「開店休業」状態でした。

 

どんな商売であろうとも、「立地」が悪ければ、どんなに経営努力を行なっても、人を集めることは困難です。言い古された指摘ですが、諸外国では美術館・博物館は地域の重要な観光資源とされており、可能な限りよい立地に設置されます。ファッション美術館は、生まれながら神戸市のお役所的な経営戦略により、税金とスタッフの努力を無駄に費やす運命にあるのです。ファッションの街、神戸なのに残念ですね・・・。

 

----- ここからの物語は、うとうとと、うたた寝中の夢です  -----

 

大家さんと電気工事作業をながめていたら、突然目つきの鋭いお兄さんが二人あらわれました。大○○警の刑○さんです。ある件で梅香堂、いえ難民さんたちの「調査」にいらしたようです。大家さんと難民さんたちの「置き土産」をチェックして、撮影しようとしたその瞬間、何と難民さんお二人が登場! 鉢合わせ状態です。狼狽したのは刑○さんたち。礼状がありません。

「どうして勝手に写真を撮った!」と難民さんたちの鋭いツッコミ。「われわれが難民だからか、○人だから疑うのか」とたたみかけます・・・。ヤバ〜い空気の中、大家さんはニヤニヤ観戦モード。

 

※写真はイメージです・・・。

 

みなさんが立ち去った後、「これでもしかすると、近日中に置き土産がきれいさっぱり無くなるかも!」と大家さん、奥さんと三人で希望的観測=夢を語り合いました。

 

---- ここまで夢 ----

 

電気工事は一日では終わりません。けっこう手間がかかります。職人さんたちものんびり作業。みなさんご近所なので、リラックスした感じです。次の作業は土曜日ですかね・・・。

 

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2009年05月03日

FOREVER 21?

 原宿にオープンしたFOREVER 21が大盛況らしいですね

 

「100ドルあれば一式揃う」という低価格とデザインが売りだそうです。

H&MやGAP、そしてユニクロといった店は、不況を追い風に世界を席巻しています。

 

近所のユニクロに行った時、おじいちゃんおばあちゃんが店員さんに「S・M・L・XLって何だべ?」と聞いているのを見て愕然としたことがあります。

ファッションセンターしまむらの駐車場は朝からいつも一杯です。 

 

ファッションとはモードと同義に扱われるように、世相の最先端を表すものでしょう。

 

これらはベネトンあたりを皮切りとしたいわゆる「ファッション・グローバリズム」の一環といえますが、ファッションとは「差別化(個性化)」を追い求めることによって、結果的に「無差別化(無個性化)」に行き着くという、資本主義のダイナミズムの典型でもあります。

 

以前、ある女子大生が「下着と靴以外は全部ユニクロをまとっていることに気がついて、気分が悪くなった」と話していたことを思い出しました。

まるで「制服」ですよね。

 

最近、北朝鮮、朝鮮民主主義人民共和国のリーダーの、いつも同じように見えるファッションを、素直に「おしゃれだな〜」と感じるようになりました。「21世紀にもフォーエバー!」あるいは「21歳よ、永遠に!」という願いがこもっているからでしょうか。

 

posted by baikado at 08:46| Comment(0) | TrackBack(0) | ファッション